Column珪藻土バスマットのメリット・デメリット果たしてお得なのか損なのかをお伝えします。
珪藻土バスマットは優れた吸水性に加えて、あっという間に乾いてしまう乾燥性があり、
最近では各家庭に必ずと言っていいほどバスマットとして置いてある定番となってきました。
珪藻土バスマットとは？
珪藻土は藻の一種で珪藻の殻の化石から出来た堆積物の事です。
吸水・吸湿・放湿の特徴を持っており住宅の天井や壁に使われていて
お部屋の湿度をコントロールし、匂いを吸着するなどの効果があります。
そんな特徴を生かして珪藻土バスマットとしても使われるようになってきました。
珪藻土だけでは固まらないのでセメントを配合したりして薄い石のように仕上げています。
珪藻土の表面には1ミリの千分の1の大きさの孔が無数あいていて、人が呼吸するかのように
本来は湿気を吸収して放出するという自己呼吸を行っています。
水分を吸収するのでバスマットとして使われています。
珪藻土バスマットのメリット抜群の吸水力はまさに感動もの。
濡れた足で珪藻土バスマットに乗れば誰しも感動するほどの吸水力を感じられると思います。
乗った瞬間は足跡が珪藻土バスマットの上につきますが、何度か足ふみをすればすぐに足跡が消えます。
ただこれは製品によって違いがありますのでご注意下さい。
珪藻土バスマットはお手入れが超カンタン！
珪藻土自体の性能がちゃんとあれば珪藻土バスマットのお手入れは超カンタンです。
使い終わったら立てかけて干すだけです。
水分を吸収して放出するので表面はいつも乾いた状態を保ちます。
ただ珪藻土だけでは固まらないのでセメントを配合したりすると本来の性能が低下して
立てかけも乾かないものもあります。
また足の脂分が何回も使用すると珪藻土バスマットについて段々吸わなくなるので
そうなるとメンテナンスが必要となります。
珪藻土バスマットのデメリット
メリットがあればデメリットもあります。
抜群の吸水力でお手入れカンタンとなれば多少デメリットがあっても納得出来るのでしょうか？
珪藻土バスマットは重い！
珪藻土バスマットは珪藻土にセメントなどを配合して固めているのでとても重いです。
1枚で2～4kgの重さがあるので、かなり重量を感じます。
また使用される床にもよりますが、重いのと硬いので床を傷つける場合がありますので
ご購入時には注意が必要です。
珪藻土バスマットは割れやすい。
珪藻土バスマットは表面が石のように固いのですが、
置き場所とか扱い方が悪いと欠けたり、割れる恐れがあります。
多少の段差があるところにおいて使用すると簡単に割れてしまう場合があります。
こういった事を避ける為に滑り止め用のマットやタオル敷いてクッションとして使う事をお勧めします。
珪藻土バスマットは汚れてしまうとカビが生える場合がある。
お風呂を出た後に珪藻土バスマットを置いてあると水分や湿気が多い場所という事になります。
カビは湿気の多いところを好みます。カビが生きていくための栄養分があるとカビは発生します。
珪藻土バスマットはまさにカビが生えやすい環境にあるといえます。
お風呂で足をよく洗っても人には油分を持っています。
その油分や流し残した石鹸カスなどを珪藻土バスマットが吸ってそれが栄養分となり
生乾きの状態だとカビが生えてきます。
またこのような状態になると珪藻土バスマットの吸水も悪くなります。
珪藻土バスマットの珪藻土の種類や中に配合しているものの割合で長持ちするものと
すぐに吸わなくなるものがありますので、よく確認してご購入下さい。
珪藻土バスマットは汚れるとお手入れが大変。
珪藻土バスマットは水洗いが出来ないものがほとんどなので
汚してしまうとお手入れがとても大変です。
布製のバスマットもずっと使っていると汚れてきますよね。
それと同じで珪藻土バスマットは吸う分汚れもたまりやすくなっています。
冬は冷たく感じる。
珪藻土バスマットは珪藻土がそのお部屋の空気を吸ったり吐いたりするので
そのお部屋がひんやりしていればひんやりしますし、暖かければ暖かく感じます。
ですから冬場はちょっとひんやりした感じを受けると思います。
まとめ。
珪藻土バスマットは魔法のように水分を吸収してしまうので
とても便利な製品となっています。
しかし珪藻土自体の機能が低下すると段々水分を吸水出来なくなり
最後はほとんど吸わなくなります。
こうなるとヤスリで削ったりしなくてはいけなくなります。
また通気性が悪いとカビが生えてきたりするので、
カビさせない方法としては珪藻土バスマットを使い終わったら立てて
よく乾かして下さい。
扇風機を当てて風を送り強制的に乾燥させるのは最適です。
日干しが出来る製品であれば日干しをして太陽光による殺菌や消毒をするのが最適だと思います。
汚れさせない為には珪藻土バスマットの上にタオルを一枚敷いて使用する方法もあります。
これでも誰かが使用した後でも珪藻土バスマットがタオルを乾燥させてくれているので
びちょびちょ感はなくまぁ何とか使えます。
全員入り終えたらそのタオルは洗濯すれば衛生面も保たれるし、
珪藻土バスマットも汚れないのでカビも生えにくくなります。
珪藻土バスマットが吸ううちはそのまま使用して、吸わなくなったらタオルという手もありますが、
こうなるとタオルの乾きも悪くなります。
感動の珪藻土バスマットですが、日々のお手入れをしっかりやれば使ってみる価値はあると思います。
日々のお手入れが面倒くさいという方は安い珪藻土バスマットを使い捨てするのもいいかもしれません。
